投稿者 itouhiro
タグ [ フォント 自作ソフトウェア ]

M+ (エムプラス) フォント という高品質で、かつ無料配布されているフォントがあります。 アウトラインフォントは作成途中のため、まだ漢字がありません。
ですが、これまた無料の IPAフォント の漢字と 組み合わせる ことで文字がすべてそろった日本語TrueTypeフォントを作れます。
でもこの「組み合わせる」という作業がなかなかたいへんです。 FontForge というソフトは Windows では動かすのはいろいろ手順があるし…。 Debian GNU/Linux 3.1 では FontForge のバージョンが古くて作業できなかったり…。
そこで、どちらも改変・再配布が許されているフォントなので、組み合わせたフォントをここで再配布します。
IPAフォントおよびM+フォントのライセンスに準じます。
IPAフォントの再配布条件に従い、オープンプリンティングシステム用 HP Vector Driverに同梱して配布しています。改変前のIPAフォントも含んでいます。
opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAFonts_and_Mplus-20060315.tar.gz
(注 2006/4/29以降、最新版を http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/ で配布しています)
Windows で tar.gz 形式のファイルを展開するには、Lhaz などを使ってください。
このファイルを展開すると いろいろファイルが入っていますが、 fonts というフォルダの中に TrueType フォントが入っています。
3種類のフォントがあります。
最初から IPAフォントに入っているもの
ipag.ttf IPAゴシックipagp.ttf IPA Pゴシックipagui.ttf IPA UIゴシックipam.ttf IPA明朝ipamp.ttf IPA P明朝アーカイブにもとから含まれていたもの。なにも手を加えていません。
M+フォント (ひらがな、カタカナ、英数字) + IPAゴシック (漢字)
M+1P+IPAG.ttf 直線処理と曲線の組み合わせが特徴的な M+ 1M+2P+IPAG.ttf ゴシック体の字形を残しつつ、現代的な表情を見せる M+ 2M+フォントページの IPAフォントとの合成 の手順どおり、スクリプトで生成したものです。なにも手を加えていません。
M+フォント + IPAゴシック をこちらで一部改変して、濁点と半濁点を判別しやすくしたもの
M+1P+IPAG-circle-Regular.ttfM+2P+IPAG-circle-Regular.ttf2.のフォントをFontForgeというソフトで読み込んで一部手を加えました。後述の半濁点巨大化処理をしたものです。ビットマップは含んでいません。
ブラウザフォントに指定すると、こんな感じになります。

英数字もキレイなのがいいですよね。
M+フォント製作者のかたがた、IPAフォント製作者のかたがた、ありがとうございます!
配布形式に関しては、IPAモナーフォントも参考にしました。
この TrueType フォントの作成環境は以下になります。
| OS | Red Hat Linux 9 |
|---|---|
| ソフト | FontForge 20060209 RPM版を使用 |
| ソース | mplus_outline_fonts 2006-03-13 20:50 from CVS (TESTFLIGHT 011 と同じソース使用) |
| オープンプリンティングプロジェクト ModuleHP 1.1.1 |
このアーカイブには、半濁点巨大化の変更をおこなったフォント (フォント名に 'circle' が入ります) も同梱しました。
小さいサイズで表示したとき、濁点と半濁点の区別がつくフォントがほしくて作成しました。印刷には向いてないと思います。あくまでディスプレイ表示向けです。
改変前のフォントとの比較画像です。

半濁点巨大化の変更手順についての記録です。
最初は SVG ファイルを改変しましたが、
そうするとスクリプトで TrueType生成中にエラーになったため、 FontForge で TrueTypeフォントを読み込んで作業しました。
半濁点は 150% に拡大しました。

このままだと半濁点の部分だけ、フォントの線幅まで拡大してしまったので、半濁点の輪郭内側部分だけ、125% でさらに拡大すると、線幅がほぼ元と同じに戻りました。

そうやってできた半濁点を、文字の上にコピーしていきます。

元からある半濁点が文字と一体化している場合は、このように半濁点の円の中にはみでないよう、スプライン曲線をつなぎなおしました。

文字の線が重なっている部分がありますが、あまり手をかけていないのでこのままになっています。こういう重複を残しておくとまずいのかな?
→あとのバージョンでは重なりがなくなるように修正しました。
ほかにも音引き(ー)も、横棒と見分けがつくように微妙に左端を上げました。

はてなブックマークで一番上に来ました。びっくり。

タグ [ フォント 自作ソフトウェア ]
固定リンク http://ai11.net/2006/03/15/
ブックマーク ![]()